Site menu:

gcoe_pamphlet_banner tufs_banner ubli_banner
日本語 Top » 研究活動計画 » 国際的ネットワーク構築

1. プロジェクト名:国際連携推進

2. 内容概略:
 東京外国語大学が進めている国際学術戦略の一環として本学とプロフィールを共有する先端的研究機関との国際連携をはかるため、CAAS(Consortium for Asian and African Studies)を2007年3月に結成した。この枠組みを活用しつつ本GCOE事業を推進する内容は調書にも記載しており、コーパス言語学(少数言語・危機言語の研究)の分野でCAAS参加大学との共同研究組織・研究者交流を活性化するための調整をする。                                          

3. 事業推進担当者:富盛伸夫、稗田乃

4. 進捗状況:
 本年度はCAAS参加機関であるフランス・INALCOとの研究教育連携を強化するために、2008年3月25日〜4月2日に先方の関係者と情報交換と連携の企画を調整する。なお、OFIASとしては、本年度、SOAS, LEIDEN, SINGAPORの各大学に同様の目的で調整のための活動をしている。
 また本拠点では、21世紀COEの研究活動として、モスクワ人文大学、エクス・マルセイユ大学、マドリード自治大学、マルマラ大学、台湾大学、精華大学、淡江大学など、海外の大学および研究機関と研究連携を結び、ヨーロッパの諸言語だけでなく、アフリカ・アジアの諸言語の自然会話を録音し、それらを統合してコーパス化を進めている.
 さらに、稗田が2007年10月8日~10月17日、グローバルCOEで招聘するC. König氏、東京外国語大学AA研が招聘するB. Heine氏(ただし、グローバルCOE関係の大学院授業を担当する)と来日の意志確認、グローバルCOEの概要説明、担当授業の説明を行い、また、ケルン大学アフリカ研究所との研究打ち合わせとマックスプランクでの研究ネットワーク構築のための打ち合わせを行った。
 「日本人フランス語学習者の発音コーパス」プロジェクト(代表者 川口裕司)は,フランスの国際プロジェクト「現代フランス語の音韻論 Phonologie du Francais Contemporain (PFC)」と国際的な連携関係を構築している。PFCの研究代表者はJacques Durand(トゥールーズ大学教授),Bernard Laks(パリ第10大学教授),Chantal Lyche(オスロ大学教授),Sylvain Detey(ルーアン大学・早稲田大学准教授)の4名である。2008年度に学習者音声コーパスの基本的プロトコルを決定し,同年10月~12月に日本人フランス語学習者に対して調査を開始し,その成果をこれまで様々な国際会議で報告してきた。2010年度には,本拠点のサーバー内に,「現代フランス語の中間言語音韻論 InterPhonologie du Francais Contemporain (IPFC)の サイトが開設された。