1.プロジェクト名:ドイツ語の移動動詞・形容詞結合価研究のためのデータ整理
2.内容概略(2~3行程度):大学院生研究協力者の博士論文の基礎データを整理する目的で,ドイツ語のコーパスを利用し,移動動詞の結合価および形容詞の結合価を研究するための用例を収集・整理・分析する。
3.事業推進担当者: 成田 節
4.研究協力者(名前と所属も明記。博士後期課程の学生以外の場合には、その理由も明記すること): 藤縄康弘(総合国際学研究院)
信國萌 (博士後期課程)
高橋美穂(博士後期課程)
5.進捗状況: 藤縄康弘と成田節の指導のもとで信國萌はドイツ語の形容詞を,高橋美穂はドイツ語の移動動詞を対象とし,辞書類と大規模コーパスを利用して,博士論文のテーマに関するデータの収集と整理を行い,その結果をそれぞれの分析の観点から複数のエクセルファイルの形にまとめた。また,データ整理の過程で,整理したデータの一部を活用して2010年8月に日本独文学会主催の語学ゼミナールでドイツ語による口頭発表を行い,この口頭発表を土台として,GCOE研究報告集にそれぞれ研究ノートを発表した。なお,信國はこれをさらに発展させ,上記語学ゼミナール論文集(ミュンヒェンのiudicium社から刊行される)にドイツ語で論文を投稿し,査読を経て掲載が決定した。
6.成果物(完成・未完成問わず):
6.1.口頭発表2件
Nobukuni, Moe: „Zum syntaktischen Verhalten deutscher Adjektive, die von Ereignissen prädizieren“
Takahasi, Miho: „Lexikalische Bedeutung und Satzkonstruktion - an Beispielen einiger Fortbewegungsverben“
※ いずれも日本独文学会第38回語学ゼミナール(2010年8月27日~30日,神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村内IPC生産性国際交流センター)で8月28日に発表。
6.2.研究ノート2件
信國萌 「出来事の性質を述べる形容詞の統語的な振る舞いについて」
高橋美穂「ドイツ語動詞の語彙的な意味と構文 ―移動動詞fahren, fliegenなどを例に―」
※ 「コーパスに基づく言語学教育研究報告6」所収
6.3.論文(査読済み掲載決定)1件
Nobukuni, Moe: Zum syntaktischen Verhalten deutscher Adjektive, die von Ereignissen prädizieren
6.4.データ収集・整理(進行中)