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日本語 Top » 人材育成計画 » 2008年度開講授業

グローバルCOE「コーパスに基づく言語学教育研究拠点」大学院教育プログラム2008

 グローバルCOEでは研究プログラムの推進と並行して,フィールド言語学,コーパス言語学,言語情報学という3つの研究アプローチに対応した教育プログラムを推進します。これは,各学生が主として関わっているもの以外の研究アプローチにも触れることで,複眼的視野を身に着けさせ,言語運用の実証的分析を中核とし,言語研究の手法と実践への応用力を習得した人材を育成することを目指すものです。
 2008年度開講している授業は以下の通りです(詳細は履修案内を参照)。
 

フィールド言語学教育プログラム

授業題目: フィールド言語学:音声学・音韻論(1学期・木2限)
担当: 中川裕
概要: 言語学的実施調査における音声学的・音韻論的調査の手法の初歩を身につけることを目的とする。言語音声学的資料を記録する器械音声学的手法の基礎を実習する。この領域の資料収集に経験のない学生を対象とする。

授業題目: フィールド言語学:形態統語論(2学期・火4限)
担当: 稗田乃
概要: GCOE教育プログラムの一環として,フィールド言語学の中でも形態統語論の学習を目的とする。現地調査を行って言語の形態統語論を記述するときに最低限必要とされる知識を身につけることを目標にする。世界の言語の多様性を理解して、現地調査において柔軟に調査を行う技術の獲得を目指す。

授業題目: Field Linguistics(2学期・火2限)
担当: Christa König
概要: 以下のファイルを参照*

授業題目: フィールド言語学:現地調査実習(2学期(夏季現地調査含む))
担当: バスカララオ
概要: This course teaches the important techniques in collection, documentation and analysis of the major components of a language not known to the student.


コーパス言語学教育プログラム

授業題目: コーパス言語学の理論と実践:基礎編(1学期・水2限)
担当: 投野由紀夫
概要: フィールド言語学,言語情報学の専攻学生を対象に,コーパス言語学の基礎的な理論および方法論に関して一定の知識が身につくように授業を構成する。

授業題目: コーパス言語学の理論と実践:応用編(2学期・水2限)
担当: 投野由紀夫
概要: グローバルCOEに関わる大学院生を対象に,コーパス言語学と関連分野への応用研究を概観する。コーパスの言語学諸分野への応用は広範囲に行われている。その概要を英語コーパス言語学を中心に紹介しつつ,各言語における応用例や可能性を追求する。

授業題目: コーパス言語学:応用編(2学期・火3限)
担当: 成田節・富盛伸夫・中澤英彦・早津恵美子・峰岸真琴・澤田英夫(リレー)
概要: コーパスを利用し諸言語研究のさまざまな可能性を具体的に示し,参加者各自の言語研究にとってヒントとなるような視点を与えることを目標とする。欧米,アジアおよび日本の言語を専門とする6人の教員が担当し,リレー式でコーパスを利用した言語研究の諸相について具体例を示しながら講義する。


言語情報学教育プログラム

授業題目: 語彙と文体の計量的調査・研究法(1学期・木5限)
担当: 伊藤雅光
概要: 講義だけでなく,『銀河鉄道の夜』の小さなコーパスを作成してから,その語彙表を作成し,それに基づいて語彙や文体の特徴や規則性の分析法と基本語彙・特徴語彙の選別方法を指導する。

授業題目: 言語情報学(1学期・木2限)
担当: 佐野洋
概要: 前半は,コーパス言語学や計算言語学で応用できる,データの収集方法やことばの定量分析の方法論を学ぶ。後半は,教材作成の方法論(インストラクショナルデザイン)を学ぶ。

授業題目: 文法と意味の計量的調査・研究法(2学期・集中)
担当: 伊藤雅光
概要: 文法と意味の計量的研究事例の紹介と問題点の考察を中心に講義を進める。さらにコーパスの検索による用例収集の結果を利用する場合,いろいろな問題があるので,その点を受講者と考えていく。
 

その他GCOE関連授業

授業題目: How to Read and Write Articles on Linguistics in English(2学期・水3限)
担当: Christa König
概要: 以下のファイルを参照*

授業題目: Typology(2学期・火5限)
担当: Bernd Heine
概要: 以下のファイルを参照*


*Bernd Heine先生,Christa König先生のシラバス